僕が見ていた。

いろんな人がいる。
ほんとうにいろんな人がいる。
いろんなことも起こるし、
いろんな気持ちになるよ。
また近所の小さな坂道を登りました。
朝の3時くらいだったから月が意外な場所にあって、
へんな感じがしました。

同じ月を見ている。なんて言葉があるけど、
あれはうそです。
僕はそうじゃないと思う。
でもその話はまた今度にします。

冬を思い出すのは、19歳の時。
宝塚に住んでいて、
大きな坂の途中の家でした。
その時はファミリーランドという遊園地があったから、
夕方にベランダに出ると、
きらきらとなつかしいような色で光って、
遠くのビルや空のグラデーションと相まって、
それはすごく綺麗でした。
今に思い出すと余計に綺麗な色です。
オレンジに少しピンクを混ぜたような青というか。
オレンジのむこうのほうからは
ボルドーの阪急電車が向かってきます。
僕はそれをぼーっと見ていて、
白い息をはあっと吹いたりしています。
最後の楽しみは青から紺色になる時。
都会の夜は黒ではなくて紺色。
するとすぐに寒くなるので、
部屋に入って窓をしめます。

あの頃の僕はどうしてあんなに堂々としていたんだろうなあ。
怖いことなんてひとつもなかった。

おわり

ぐるぐる。

いろんな色の糸がもつれてしまって、
すごいぐるぐるしたかたまりになってしまって、
ほどこうとしてもなかなかほどけなくて、
でもなんとか少しずつ、
一本ずつほどいていくと、
それぞればらばらの糸になった。

それでそれを見て気づいた。
ぐるぐるしたかたまりのほうがかわいい。
ぐるぐるしたかたまりのほうがやわらかい。
やさしい。

だから糸はぐるぐると手のひらで
もっとまるめればよかった。
それがかたち。

おわり

ノッキンオンヘブンズドア。


話があるんだ。

メリット。

仕事で、たまに営業的な話を受けることがあるのですが、
このあいだ、すごくおもしろくない営業マンがいました。

うちでやる「メリット」としましては・・
「メリット」の出るシステムでございまして・・
お互いの「メリット」にもなり・・
といった感じで、メリットというフレーズを何度も言います。
すでに僕としてはすごくセンスが合わないのですが、
さらに加えて親父ギャグを言ってきます。
「メリっとメリハリもでてね・・」
さらにさらに、それを自分でつっこみ、
そしてついにこんな質問をしてきました。
「あれ?もしかして私すべっちゃいました?」

そうです。
これは絶対聞いてはならない事です。
僕はもう我慢の限界だったので、
ずっと言いたかったこの言葉を返しました。
「さすがリンスが入ってるだけあって、
すべりが良いですねー」
一撃必殺が決まったと思い、
相手の様子を伺っていると、
またすぐにメリットって使ったので、
すぐにお引取り願いました。

おわり

こそこそと。

そんなことするなら、
その前に僕と会っておきなよ。

JAZZ。

先日、JAZZを聞いた。

もう一度言わせて。
先日、JAZZを聞いた。
Blue Note という有名な場所で。
僕はJAZZを聞いたんだ。
そしてウイスキーを頼んだ。
初めてのウイスキーを。
飲み方を尋ねられた。
僕は困った顔をした。
飲み方て何?と言う顔だ。
そうするとおねえさんは
野暮な事聞いて申し訳ないの顔で、
ストレートですねと言った。
僕は当たり前だという顔に変えて、
そして、それで。と言った。
足を組んだ。
ウイスキーがきた。
ふたつのグラスできた。
ひとつは小さいグラスにウイスキー、
ひとつは長いグラスに水が入っている。
僕はこう思った。
混ぜるん?
どうやるん?
そしてアイフォンを出した。
ウイスキー   グラス   2つ
で検索した。ググった。
そして長いグラスの水は、
後追いの水だということが分かり、
僕は小さいグラスを手に取り。
飲んだ。
JAZZが始まる。
足を組んだ僕は腕も組んだ。
そしてたまにウイスキーを飲んだ。

僕はもう今までの僕と違う。
大人になったのだ。
ダンディーが始まったのだ。
生のJAZZを聞きながら、
ウイスキーをストレートで飲む。
これ以上大人なことが存在するだろうか。
いやあ、しないさ。

JAZZは終わって、夜風をあびた。
冬の気配は鼻の先、
くすんくすんとなでるように。
僕はウイスキーまじりの息で、
ふぅっとそれを吹き飛ばし、
もう少しだけいいじゃねえかと、
秋をポケットに押し込めた。

もう一度言わせて。
僕はウイスキーまじりの息で、
ふぅっとそれを吹き飛ばし、
もう少しだけいいじゃねえかと、
秋をポケットに押し込めた。

おわり

ジャンル。

ジャンルは、
ジャパニーズフリースタイルロックンロールスムースジャズコミカルポップフリーダムラブアンドピースなやくざです!
宜しくお願い致します。

今日の本当。

季節の変わり目、
今日は満員電車で、
めがねを落としてしまい、
めがねめがねと手探りしたけれど、
結局めがねは見つかりませんでした。
でもその変わりに、
宝石を拾ったので、
明日はそれを売って
めがねを買いに行きます。

今日の本当。

季節の変わり目、
今日は仕事中ハサミで紙を切っていると、
チョキチョキと思っていた音が、
よく聞くとチェケチェケでした。
僕は慌てて切るのをやめます。
あやうくラッパーまで切ってしまい、
業務上過失致死罪になるところです。

今日の本当。

季節の変わり目、
今日は占いで、
いつもと逆のことをしろと言われました。
なので青信号では後ろに進み、
黄信号でくるっと一回転して、
赤信号で両手をひろげて「ヤー!」と叫びました。
何かいいことがあるといいのだけど。

あぶない。

この間、男の先輩とランチをしていると、
また若い頃の喧嘩の話になりました。
男というのは時にそういった話をしないといけません。
それが法律なのです。
僕はあまりそういった経験がないので、
聞いてばかりいましたが、
その話の中でこんな場面がありました。

「まあ困った時は相手の小指折ればええねん、
そしたらほらな、グーって小指の力大事やろ、
もう相手パンチできひんやろ」
この時点で僕としては
(×_×)こうだったんですが先輩は続けます。

「まあ薬指、中指までいったったらもう完全に
手にぎられへんやろ」
と言ったのです。
僕は(×_×)こうどころか、
(×o×)こうなりました。
そして頭の中で思いました。
(こわいわ!痛々しいわ!
でもまてよ5本中3本も折るんなら、
もう手首でよくない!
視野がせまい!
"手をにぎる"にとらわれすぎとる!
と言うか、そもそも骨折るて何よ!
あぶないわ!
あと完全ににぎられへんやろ。の時に
2本でにぎるジャスチャーしてくれんでええわ!
もうそれにぎると言うかOKサインやないか!)

そんな事を思いながら先輩を見ると、
(^ー^)こんな顔をしていたので、
僕は(¨)こうなりました。

おわり

おすすめは僕の服。

やっぱり自分がデザインをした服が一番かわいい。
それにセンスもいい。
抜群だと思う。
だからもっとみんなに着てほしいと思うよ。
だからつくるよ。
しごと以外でつくる。
パタンナーの人だれかてつだってねー。
僕がデザインをした服はとても素敵だから、
きっと楽しいからね。

作詞の練習。

今日は作詞の練習をしています。
それで、ひとつできたので紹介します。


「ラブソングをきいてくれ」
作詞 bosarl

【A】
うたをつくったんだきいてくれ
まずはAメロをつくったんだ
今聞いているこれがAメロで
ぼくときみだけのオリジナルソングさ
そのAメロが今さ

【B】
そして流れるようにやってきたBメロ
少しだけ表情を変えるようにと
このあとくる何かを待つようにと
嵐の前の静けさとでも言おうかと
何かを追うようにと
そして
何かに追われるようにと

【サビ】
321お気づきかな今がサビだよ!
そうこうしているうちにやってきて
あっというまに過ぎ去りしサビ
はじめて空気にふれたんだ
きみにだけのオリジナル
きみにおくるメッセージを
世界にひとつだけの花を
もともと特別なオンリーワン
きみにだけのオリジナル
「きみのことがとても好き」


おわり



PS:本当はBメロとサビの間にRAPも考えかけていたんですけど途中でやめました。

【RAP】
間髪いれずに
始めるラップは手で書く詩
散歩スルwith me 丸める切符
ハ!照れ隠し
サッキマデーのメロデーと
うってかわったこのリリック
ってわかった時にはもうおそいトリック
とり込まれてるこの世界観が快感
ただし忘れないでこのイワズモガナ照れ隠し
はだしでいく この先のオリジナルナ歌詞
そし


このへんでなんか自分の事嫌いになりかけたのですぐに止めました。
あぶないところでした。
作詞って難しいですね。

おわり

怖がりの木こり。

むかしむかしあるところに、
木こりがいました。
ある日、斧を使って木を切っていると、
手がすべり、斧を湖に落としてしまいました。
木こりはとても悲しい顔です。
仕方なく家に帰ろうとしていると、
水面からぶくぶくと泡がわきあがってきました。
木こりは怖くなって早足で歩き出します。
しばらく歩いて恐る恐る振り返ると、
水面に何やら人影のようなものが見えました。
木こりはぞっとして一目散。
次の朝、木こりは道具屋に行き、
金の斧を買いました。

そして昨日の湖に行きます。
すると水辺に斧が三本置いてありました。
金の斧、銀の斧、木こりの落とした斧です。
木こりは、自分の落とした斧と、
銀の斧を手に取りました。
金の斧はさっき買ったのでいらないと思ったのです。

するとガサガサ!草陰から音がします。
女神です。女神が出てきました。
そして少し声を荒げて、
「あなたは正直ものです!」
と言って湖の中に入っていきました。

木こりは突然の出来事に目を丸くして、
それからとても怖くなりました。
そして、金の斧2本と銀の斧を湖に沈めました。

自分の斧が見つかったのでいいかなと思ったのです。

おわり

今日のダンス。

2 year old dancing the Paso Doble

できないことできること。

昨日電話していてひとつ気がついたことがあって、
今日はそれを書きます。
それは何かと言うと、
僕は宇宙飛行士ではないということ。

中学の頃からずっともっと勉強して、
国立の大学やハーバードに行っていたら、
宇宙飛行士になれていたかもしれないけれど、
今、宇宙飛行士ではないです。
なぜなら僕はそうしなかったから。

それからプロのスポーツ選手でもないということ。
それから花屋でもケーキ屋でもないということ。
僕はそうしなかったから。

だから僕には、できないことがたくさんあります。
それに気がついたんです。
すると世の中のほとんどが僕にはできないことでした。
なのでつまりは、
もしも自分にできることがあるとすれば、
それは多分すごく貴重なことだと思ったんです。
特別なこと。

たくさんのできないことの中で、できること。
できてきたこと。何があるかな、何でもいいよ。

その人にできることそれはその人にとって、
すごく特別なことだということ。
意味わかるかな。

友達のいそべは、眠っているときに、
少し笑いながらおならをすることがあるのだけど、
それもきっと彼にしかできない特別なこと。

おわり

今日の名曲。

365日(COVER)

リハビリ生活。

最近は おもしろくなくなっただの、
変わっただの前のほうが良かっただの、
きびしいことを言われます。
前に出したデザインのコンペの結果もきっとよくなかったし、
富田からは一切の連絡もなくなって、
耳にできものができて薬塗ったら薬負けするし。
きもちわりぃ耳!ぺっ!

なんでなん。
もっとうまくいけ僕。
僕はもっとうまくいけ。
あとオリジナルであれ。

やっぱりもっと ここに書こうと思います。
前までだったらおもしろいことたくさん書けていたんだけど、
今あまりおもしろいこと思いつかないので、
少しのあいだ、リハビリをします。

とりあえず今日のところはアゴをしゃくれさせてみますね。
はい今やってます。
今すごいしゃくれてます。

おわり

チェック柄。

今日はシャツの素材選びをしています。
チェック柄のシャツです。

それでふと思ったことは、
センスのあるチェック柄と
センスのないチェック柄のこと。

素敵なチェック柄は、
ぱっと見てセンスがいいなと感じます。
同じ色数を使っていても、
一瞬でまったく違う見え方になります。
組合わせや大きさ、
いろんな要素があいまって、
絶妙なバランスで在ります。
絶妙な距離感で在ります。
チェック柄ってすごい。

それでそれでふと思ったことは、
ひともまたチェック柄みたいだということ。
いろんな想いや考えが組み合わさって、
1枚のひとになっています。

だから僕はセンスのいいチェック柄になりたい。

そしていいデザイナーに選んでもらって、
いいパタンナーに仕立ててもらって、
かっこいいシャツになりたいです。

おわり

ハーモニカを吹く話。

またちょっとずつ涼しくなって、
そりゃあもうきっともうすぐ秋になる。
秋の空はいちばん青いから、
それによく合う色の服を着て、
また丘を探そう。
僕がハーモニカを吹くから。
君もハーモニカを吹きなよ。

じんせいについて。

まわりみち、遠回り、
いいえ無駄なんかないんだった。
そうこれは途中下車の旅。
そこで見つけた偶然なきぶん、
ランニングシャツのおじいちゃん。
ふるい自動販売機。

ひみつの話。

ひみつの話をします。

僕はもともと、ひとえまぶたでした。
小さくて、はれぼったい目。
それが中学生の頃くらいからなぜか、
ふたえまぶたになってきました。

今は結構しっかりふたえまぶたです。
この事により、
僕は目を閉じても、まだ白目のこってます。
お分かりいただけるでしょうか。
僕は目を閉じた状態でも、まだ少し白目です。

強く閉じれば大丈夫ですが、
自然に閉じればまだ白目。
もっと言うと、ゆるく閉じれば(つまり寝ている時などは)
黒目も見えてます。

それからあと口も開いてます。

恐ろしい寝顔。
ひぃぃぃぃぃー!

おわり

キレ味抜群のおもしろギャグ。

たくさんの人と会ったあとは、
ひとりの人と会いたくなる。

どこか景色のいいところで、
ゆっくりいろんな話をしたくなる。

それでキレ味抜群のおもしろギャグで
相手を笑わせるんです。

そしたら今度はたくさんの人と会いたくなって、
またキレ味抜群のおもしろギャグをする。

ポエムな気分にひたひたにひたる。

理想はいつも
あとからあとからついてきて、
つきまとう。
のびた影は上を見て、
明日のことを思い出す。

歩いているよ。

朝はとつぜんやってきて
あっというまに追い越していく。
ごくごくと、
冷やしたポカリがのどを通って、
そういう時を、いまと呼ぼう。

歩いているよ。

またねつ。

またねつでたー(TT)

ゾっとする話。

最近はよく音楽を聴きます。
もしくはあたまの中でBGMを流しています。

そうすると急に映画っぽくなるので楽しいです。
ここだけの内緒の話ですが、
晴れた日曜日にピアノ調のBGMを流して、
歩きながらくるっと一周したことあります。

今考えるとゾっとしますね。(^-^)

おわり

雨のおと。


しとしと
ぱらぱら
ざーざー
ぽつぽつ
ぴちぴち
ちゃぷちゃぷ

雨のおとってどんなおとかを
よくよく考えていると、
お腹がGOODGODと鳴りました。

おお神よ。

おわり

やまばのこと。

がんばっていた3つのことが、
昨日ようやくやまばをすぎました。
夜は回転寿司にひとりでいって、
こっそりプチ打ち上げをしました。

ねずみからおもしろメールが届いていたけれど、
返していなかったら怖いメール送ってきたので、
それも無視しました。
もう慣れっこです。

それから新しくがんばることも思いつきました。
最近の僕は、がんばる三昧。

今日は雨だな。

おわり

名言をひらめいたとき。

今朝、通勤電車に乗ってる時に、
むちゃくちゃすごい名言をひらめきました!
これは絶対にブログに書こうと強く思いながら、
うきうきしながら歩いていると、
歩いている途中にだんだん、
あれ?ひょっとするとこれそんなに名言でもないな。
と思い始めました。
会社に着いてデスクに座る頃にはもはや、
いやこんなもんもう名言でもなんでもないわ!
と思ってました。

その言葉がこれです。

「おもしろい事が好きで、
おもしろくない事は嫌い」


ふざけるな!

おわり

クエスチョン。

熱がでたけれど
冷たいももと冷えたももと、
とりのもも肉てりやき丼を食べたら、
元気になりました。

会社で熱を計ったら38.4だったけれど、
がんばる自分に今クエスチョン!
昨日の自分に今クエスチョン!
クエスチョンチョップ!!

おわり

オランウータンに会いにいくころ。

オランウータンに会いに行きました。
オランウータンに会うと、心が落ち着くのです。

僕は最初は自分の事とても好きでしたし、高校の時なんて少しかっこいいとまで思っていたけれど、それ以上に性格がすごく悪いし人を裏切ったり傷つけたりたくさんしたので、いつの頃からか自分のことをあんまり魅力的に思えなくなりました。
けれど僕はオモテ面は言う事がおもしろいし人気者なので、まわりの人に元気がないと思われたりネガティブな印象を与えるのは嫌で、その度におもしろジョークを言って笑わせたり、おもしろモノマネやおもしろダンスをしたり、仕事も恋愛も全部うまくいっているように振舞ったりして、なんというかそう自分もデザインしてきました。

そしたらいつのまにか、本音を言う場所がなくなってしまっていて、もしくは、本音が分からなくなってしまって、それで。
それでそういう時にオランウータンに会いに行くんです。

言葉は必要ではありません。
オランウータンの目は驚くほど透明で優しいから。
普段人と目を合わせれない僕も、その目とはずっと合わせていられます。

心の中で思っていることを正直に思いながらいると、
かれはじっと僕の目を見て、
それからガラスごしにキスをしてくれました。

僕の髪がボサボサだったから仲間だと思ってくれたのかもしれないけれど、
すごく嬉しかったです。
またしばらくがんばれるなと思いました。


大丈夫大丈夫と言ってくれてありがとう。
こんどはおもしろダンス見せにいくからね。

そうめん。

今日は夏だったのでそうめんを食べました。
氷が入っていて、涼しくておいしかったです。

こっちゃん。

こっちゃんのブログをみて、
とてもどきどきしました。
http://lokikotoha.exblog.jp/17804003/

こっちゃんはいつも、楽しい人。

おしゃれなダンス。

昨日帰り道でノリノリで音楽を聴きながら歩いていたら、
突然めちゃくちゃおしゃれなダンスをひらめきました。
どんなテンポにも合うし、シンプルかつ、
すごくスタイリッシュです。

家に帰ってすぐに鏡の前でやってみると、
驚くほど ださかったです。
ださすぎて心臓止まるかと思いました。

おわり

きっとの話。

この彼はきっと、きみのことが好きなんだろうな。

信号の話。

昨日の夜、
駅から帰り道に雨が降っていて、
案の定、傘もってなかったのでぬれながら帰っていたら、
「傘使いますか」と声をかけてくれた人がいた。

ぬれた道路に信号機の赤が反射して、
そのあと緑にかわった。

僕はありがとうございますと言っていた。

おわり

磨く。

光る。と信念をもって磨いていたら、
それはきっと光るように思います。
それがどんなものであってもです。

もう少し歳をとったらそういうセリフを言える人になりたい。
その為に今するべきは、磨くこと。

どうしよー。

髪型すごいほめられるから嬉しい!
もてそう!どうしよー!
もてたらどうしよー!
キャンキャンみたいな人にデートに誘われたらどうしよ!
何着ていこー!
きれいめな服かわんと!
あとポケットチーフみたいなものをせんといけんがん!
BARいってダーツせんといけんがん!どうしよ!
どうしよー!
もてたらどうしよー!
緊張するー!

おもしろくない人。

多分おもしろくない人なんていない。
もしいたとしたら、教えてほしい。
そんな人がいたとしたら、
それはきっと、すごくおもしろいことだからだ。

土手を歩いています。

髪をきりました。
けっこうばっさりきりました。

ぼくは今までいろいろな髪型に挑戦してきて、
いつもわりと奇抜な髪型をしていたのですが、
今はすごくすごくベーシックです。
飾らない、なまのボサールです。
写真を撮って、載せてみようかと思ったけど、
恥ずかしいのでやめときます。

スピッツの曲が似合う感じにしてくださいと頼みました。
土手を歩いています。

目玉焼きの話。

「今日の月は目玉焼きに見えるなあ。
もうすぐ夏です」

朝起きると、そんなメールが届いていた。
夜中に届いていたところを見ると、
ロマンな気分に浸っていたのだと推測する。

けれど今はもう朝。
具体的な景色と、梅雨特有のじっとり感で、
僕は少しぼーっとしてしまい、
ねむけまなこにこう呟いた。
「いや、やましたきよしか」

おわり

世界一きれいなもの。

僕が見てきたものの中で一番きれいなものは、
オランウータンの目。
ダイヤモンドよりも一番星よりもなによりも。
胸をはって言いきるよ。

オランウータンの目は、世界一きれい。

ケーキの話。

友達や恋人の好きなところを5個言えるか。
そんな質問がある。

ふとケーキを思い浮かべた。
それを5等分できるか。
なんとなくそんな質問に思えた。

大事なのは個数じゃなくて、
そのケーキ自体を好きかどうかじゃないか。
気分だってあるだろうし、
体調によってもちがうだろうし。
どんなふうに好きか。

だから100個言える人でも、
1個しか言えない人でも、
きっとそれはどっちでもいいことで。

おいしそうに全部食べて、
ごちそうさまを言えたなら、
それはもう、好きってことだよ。

それから相手にとっては僕もケーキだから、
おいしいケーキにならないとな。
また食べてもらえるようにならないとな。

海賊の袋。

デニムの袋に小銭を貯金している。
袋に小銭を入れると、金貨みたいな感じがしていい。
海賊のような気分になる。
ジャラッと袋を揺らす時に、とくに。

オランウータンに会いに行くしか。

考えても分からない時、
こんな時はオランウータンに会いに行くしか。

最近は梅雨だし朝からじめじめしているから、
晴れている日はすごい大切にしなきゃいけない。
週末にはどうか晴れますよう。

借りたままのカメラを持っていこうかな。
それでまた坂を上ってみようかな。
つくるつくると言って結局つくらなかった、
おにぎりも、ちゃんとつくろうかな。
卵焼きくらいはつくってみようかな。
どうせまた、スクランブルエッグになるくせに。

今日の満員電車。

「ベストチョイス」

右に曲がればラベンダー畑。
左に曲がればロベルトカルロス。
あなたならどうする。
僕ならラベンダーを一本摘んで、
ロベルトカルロスに渡す。
ロベカルは僕になんて言うかな。
そうこうしているうちに表参道に着いた。
気持ちの整理もついていないのにな。

これは夢の話じゃなく、
毎日の満員電車の中で想像する話。

今日の満員電車。

「リーゼント」

写真色の背景に、
ルージュって言うの?口紅で、
右に曲がればRock、
左に曲がればLock、
そんな内容が描いてある。
僕はそれを鏡ごしに見てる。
時代は1984。
僕の生まれた年だ。

これは夢の話じゃなく、
毎日の満員電車の中で想像する話。

肩幅の話。

この間、
りゅうくんとまいちゃんが結婚したので、
岡山に帰ってきました。
ふたりとも高校の同級生で、
高校一年生のときからずうっとお付き合いをしていて、
それでようやく結婚しました。
ふたりの姿を見て、すごく感動しましたし、それ以上におもしろかったです。
りゅうくんは世界で1番おもしろいので、まわりの友達も皆おもしろいのです。

まず最初におもしろかったのは、なんば。
なんばは結婚式にダメージジーンズで来ました。
ボロボロのダメージジーンズです。
こんなことってあるんだと最初は目を疑いました。
そして相変わらず、すごいあほだなと思いました。
高校の時は昼休み以外はずっと寝ていて、
多分もうそれは皆が見慣れてしまって、
体育の時間誰にも気づかれず教室に置き去りになっていました。
本物のあほさ、それが彼にあります。

それから次におもしろかったのは時長。
彼はかっこうをつけて、買ったばかり新車で来ました。
でもシートのビニールがつけたままで逆にださかったです。
それで車庫入れに緊張して10分くらいかかりました。
後ろに渋滞ができていてこっちが恥ずかしかったです。
すると時長は余計慌ててしまって、
車から十数メートルも離れて歩いている通行人(女性)に、
ちょろちょろすな!と怒っていました(車内で)。
ださ!なにもかもださかったです。
どんな人間にも、必ず1つくらいはかっこいい部分があります。
それが時長には見当たりません。
100%の純度なのです。
本物のだささ。それが彼にはあります。

それから会場に行くと、のりお。
のりおの田舎くささ。
名前、顔、声。どれをとっても田舎くさいです。
高校のときのグレゴリーの赤いリュックサックも田舎くさかったし、
2次会を抜けて帰る理由が、明日朝から釣りじゃけえ。
いや田舎くささ。
何を釣りにいくのかを聞くと、ブラックバス。
いや田舎くささ。
誰といくのかを聞くと、弟と、弟の友達と。
いや田舎くささ。
本物の田舎くささ、それが彼にはあります。

それからまさちゃん。
まさちゃんのサラサラ感。
一家で逮捕されそうになった友達に、
結婚式という愛でたい場で本人に直接聞く行為。
そのさらさら感。
本人が嫌がって、まあその話は今は…。
と言ったあと5分後に同じことを聞く行為。
そのさらさら感。
少し酔って持論を語りだして、
「売れるとかそんなこと意識して自分のやりたいことを変えるよりも俺は常に自分のやりたいことだけをする。それでだめならまた考えればいい」
と言ってるところに女性が通りかかり迷わずスっとふくらはぎを触る行為。
そのさらさら感。
ジャルジャルのことをジャルジャルさんと呼ぶ行為。
千鳥のことを千鳥さんと呼ぶ行為。
そのさらさら感。
本物のさらさら感、それが彼にはあります。

それから豊。
その圧迫感。
顔のでかさ、体のでかさ、髪型。
その圧迫感。
苗字が竹之内。竹之内 豊。
その圧迫感。
男が集まったら胴上げせにゃあおえまあ!と言う発想。
その圧迫感。
りゅうくん出てきたら9階ぐれーまでぶち上げるから男はこっちに集まれえ!と叫ぶそのメンタル。
その圧迫感。
本物の圧迫感、それが彼にはあります。

このように、りゅうくんのまわりには本物ばかりが集まっているのです。
そして主役のりゅうくんの、そのりゅうくん感。
緊張しているのか疲れているのか、
マイクきてもなにひとつとしておもしろいことを言わないもったいなさ。
そのりゅうくん感。
三次会のカラオケで奥さんのまいちゃんが、
ELTのfragileの
<「愛しい」だなんて 言い慣れてないケド今なら言えるよ 君のために となりで笑っていてくれるのならば これ以上 他に何も要らないよ  出逢えたことから 全ては始まった 傷つけあう日もあるけれども 「いっしょにいたい」と そう思えることが まだ知らない明日へと つながってゆくよ こんなにこんなに 君を好きになって 本当に本当に ウレシイから たとえば この先くじけてしまっても にぎりしめたその手を もう離さない>

それを唄ってくれて、それがすごいうまくてかわいくて、
感動して、もう本当に羨ましいと思ってりゅうくん見たら、隣で白目で寝てるというもったいなさ。
そのりゅうくん感。
一生に一度の最高のfragileを聞き逃すそのもったいなさ。
そのりゅうくん感。
豊がガッツだぜ歌っている時に目を覚ますそのもったいなさ。
そのりゅうくん感。
と、豊の圧迫感。
あとまいちゃんのfragileのあとにエグザイル歌うなんば。
そのあほさ。
サビ前で店員にドリンクを大量に持ってこられてドア側のなんばは一体どうするのかなと思ったら、サビまでしっかり歌いきるなんば。
そのあほさ。
店員を待たすなんば。立ったままエグザイル聞かされる店員。歌うなんば。
そのあほさ。
結局そのエグザイルで、りゅうくんの結婚祝いは幕を閉じました。


りゅうくんとまいちゃんを見送ったあとにはもうとっくに終電はなくなってしまっていて、
僕はなんばと一緒に、時長の新車で送ってもらうことにしました。
車内で、なんばと時長に明日の予定を聞くと、
なんばは朝5時の始発新幹線で東京旅行。
時長はこのまま僕たちを送ったあと関西空港まで行ってそのまま韓国旅行。
と言うので僕は度肝を抜かれました。朝の4時に。
2人とも、どんな状況でカラオケしとったん!
スケジュール感どうなってるん!
ようあんな丁寧にエグザイル歌いきれたな!
あと式のあとそのまま旅行て、
新郎新婦みたいなことせんでええわ!
ええかげんにせえ!

ほんっっっま!あほばっかり!
いつまでも好きじゃわ。

おわり





--------------------------
あとがき

今回の帰省で気づいたこと。
僕は東京や大阪でかっこいいものや、
かっこいい人にたくさんめぐり合い、
お洒落でイケてる最先端に、
これでもかというくらい両目をひらいて、
もう充血して、結膜炎にもなりながら、
そして両手を広げて憧れて、肩コって、
走って走って今でも走っているけれど、
もしかしたら、
ひょっとしたら僕は本当は。
目を閉じたいんじゃないかということ。
それで自分の肩幅と同じぐらいか、
もしくはそれより少し小さいものを、
思いきり抱きしめて、
目を閉じたいのかもしれないということ。
本当の本当の、本当は、
多分ずっとそれを思ってる。

岡山のあほの友達たちを見ていると、
そんなふうに思えたんです。

ため息みたいに、好きだなあって思う。
そういう時に僕はきっと目を閉じるんです。
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今日の名曲。

ひと駅歩こう
http://www.youtube.com/watch?v=ziiR7EWhoBw

再開。

おはよう!

少しのあいだお休みします。

少しのあいだ、ブログをお休みします。
再開するときもここでお知らせしますね。

ボサールの散歩史上最大の開発、
lucky touch を貼っておきますね。
真ん中を指で3秒間タッチしてみてください。
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■□□□□□□□■
■■■■■■■■■
lucky touch

それでは、
しばしのお別れです。
(なるべく早く再開するので
たまに見てくださいね)

はりがみをはるはなし。

おにのはなしをおもいついたのですが、
えほんにしたいです。
なのでえをかいてくれるひとがいたらおねがいします。
こわがられないおにが、どうくつのまえに、はりがみをはるはなしです。
あと、かっこいいおとこのはなしもかんがえていて、
たかいところにあって、みんながとれないかじつを、
かっこいいおとこがひょいともぎとるはなしです。
えほんにしたいはなしはほかにもたくさんかんがえています。
どなたかえをかいてくれませんか。
もちろん、ただでとはいいません。
それそうおうのおれいもしたいとかんがえています。
ぼくのきふるしたたんくとっぷもおまけでつけます。
れんらくさきはここ
muu12@msn.com
(そのたのれんらくもおまちしております)

公園のねこ。

雨の帰り道、泣いている男を見た。
声も出さず、泣きながら歩いてた。
本当に悲しそうに肩が揺れて、
車や街灯の光も彼を照らさない。
涙があふれてとまらない。
涙があふれてとまらない。
彼は公園のベンチに座り、
下を向いた。
雨は肩からしみこんで、
彼を冷やしてなぐさめた。

僕は彼の横に座った。
「なんだあおまえ、おまえもひとりか」
彼はこっちを見るとそう言って、
かばんからビスケットをだした。
僕は「おまえと一緒にするな」
と思ったよ、にゃーと鳴いた。
そしたら彼は笑って、またすぐ泣いた。

僕はあと少しだけここにいてやろうと思ったんだ。

本当にあったこわい話。

僕の体験した、本当にあったこわい話です。
風邪をひいて高熱を出す、その前日に起きた話。
(こわいの苦手な人は読まないでください)

この間、とある社長と高級なお店でお茶をすることになりました。
もちろん紳士、僕に財布を出すフリすらさせてくれず、ごちそうになりました。
社長はもちろんブラックで、カップやお皿のふちに輝く金色が、珈琲の黒と白い髭ともよく似合います。
僕も無理してブラックを飲みながら、話を背筋で聞きます。
正直、ここまで典型的な社長は初めてでした。
語尾に「たまえ」とか使うタイプです。
それから僕のことはキミと呼びます。
僕はあまりに堅苦しい空気に緊張して、
「はいそうですね」とか「たしかに」しか言えなくなりました。
それでも社長は足を組みながら語り続けます。
「はいそうですね、たしかに」
その時です。

「ブっ!」
おならのような音がしました。
僕の足がテーブルの足に当たって音が鳴ってしまったんです。
しまった!と思った矢先で、
社長が「失敬」と言い、足を組み直しました。
そうです。まさかとは思ったんですが、
どうやら社長は自分がおならをしてしまったと勘違いしたんです。

(え!うそぉ!社長ちがいます!僕です!僕がデーブルにあたってそれでテーブルが!)
と喉まで出ましたが、それを言える雰囲気ではなかったんです。
僕はどうしていいか分からず、少し笑っている感じに口元を閉じました。
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけうなずきました。
その時です。

「ブっ!」
またおならのような音がしたのです。
でも今度は絶対にテーブルではありません。
まさかとは思ったんですが、
案の定、社長がすぐに言いました。
「失敬」

多分この瞬間ですね、
僕は風邪をひきました。

下記、3つのことが考えられます。
■1回目の音はテーブルで2回目の音は社長説
だとすれば社長の少し可愛い勘違いの話

■1回目の音はテーブル&社長同時で2回目の音は社長説
だとすれば珈琲を中心に小さな奇跡が起きている話

■1回目の音は社長で2回目の音も社長
だとすれば人間味のあるお金持ちのおっさんの話

後半はその謎で頭がいっぱいで、もうほとんど話を覚えていません。
別れ際、社長が僕に言いました。
「奮闘したまえ」
僕は深くおじぎをした後、社長の背中を見送ります。
(最後ちらっとおしりも見送りました)

そしてその翌日から実に1週間半もの間、
僕は原因不明の高熱に侵されたのです。

おわり

春の下で。

桜の木の下で皆でご飯を食べたり話をしたりしました。

僕が僕のまわりの人を呼んで、学校とか、職場とか、関係なしに呼んで。
主役は僕だと言わんばかりに。

なんでそんなことをしたかと言うと、ロバートジョンソンやブライアンジョーンズ、ジミヘンやジャニス、ジムモリソン。ロックの英雄はみんな、27歳でこの世を去ったからです。
根っからのロックンローラーである僕も、もう27歳。
だからです。
弾かず歌わずロックンローラーとしてこれまで活動してきましたが、今ここで去ってしまっては本当に何も残らないのではと思い、それはたいへんだと感じたところで、きゅうに皆に会いたくなったということです。
ようするに初ライヴをしたんです。
最初で最後になるかもしれないと、桜の下で僕のロックンロールを鳴らしたのです。

たくさんの人がきてくれました。
僕はその場でなるべく1人1人にロックンロールを伝え、
その場で伝えきれなかった人には後日メールで伝えました。
隣のステージではお洒落なカックスくんたちが、あか抜けた最高の演奏をしていて惚れ々としましたし、それに比べると僕のステージはやっぱりどこか田舎くささが漂いましたが、それでも今日だけは自分のロックンロールを続けようと思い、最後までがむしゃらに。。

そうしてふと上を見上げると、満開の桜の木から花びらが1枚、青空を飛んだあとに僕の足元に落ちてきて、それを拾って顔をあげた瞬間です、
昼下がりから夕方に変わりました。
そしてそのあとこれは夜になってから気がついたのですが、いつのまにかもう夜でした。

同時にライヴの終わり。
メンバーやスタッフと一緒に、片づけを済ませ、1杯だけ温珈琲を喫茶しました。
とても疲れていたので味もなんにも覚えていないけれど、
その珈琲、もしかしたら今まで飲んだ珈琲の中でいちばん美味しかったんじゃないかと、今は思っています。
味もなんにも覚えていないけれど。

たくさん人がきてくれて嬉しかったです。
手伝ってもらえて嬉しかったです。
いつだったかな、超男前のくれくんが真剣な目で
「これだけのめんつがあつまればよのなかうごかせる」
と言いました。
僕もそう思います。そういうのがロックンロールです。

翌日、たまたま入った古着屋で、薄手の革ジャンを買おうとして値札を見たら20万円だったので、鼻水でていないのに鼻すすってごまかしました。
そういうのがロックンロールです。

また会いましょう。

おわり

今日の名曲。


春一番(cover)
http://www.youtube.com/watch?v=6Clwzp6dTSk

こんなこと。

こんなこともあるよ

よく晴れた青空が
ゆうやけのオレンジにかわっていくのを、
よーく見てみると、
オレンジと青の間に、
じつは1回、白色が入っている。
こんなこともあるよ。

だからつまりそういうことで、
青からそのままオレンジになるのと、
青から白になってオレンジになるのと、
ふたつのゆうやけがあるってこと。

だからつまりそういうこと。

なんてこと。

なんてこともあるよ。

グレー色に見えていたものに近づいて、
よーく見てみると
それはグレーではなくて、
はっきりとした白と黒の集まりだった。
なんてこともあるよ。

だからつまりそういうことで、
白と黒が混ざってる場合と、
白と黒のままの場合と、
ふたつのグレーがあるってこと。

だからつまりそういうこと。

晴れているよ。

また4月になりました。
日本ではいろいろな事が4月からはじまります。
今回僕自身は環境など何も変わりませんでしたが、
やっぱり4月、フっと短い深呼吸をして、
目を一瞬ぐっとして、会社に向かいました。
今日もまた電車座れなかったけれど。

変わっていくもの変わらないもの。
どちらにしても動いています。
めまぐるしくもゆっくりも。
嫌いな自分はまだまだ笑っているけれど、
僕はそれをチョキで殴る。
理想ばかりを言うようだけど、
僕はそれをチョキで殴る。

おはよう。
晴れているよ。

さっき、そんなフレーズを。

「そんなことないよいてくれてどうもありがとう」
と伝えるジェスチャー。
さっき、そんなフレーズを。

今日はよく晴れていて、よく春です。
こんな日には本当は仕事を休んで、
どこかの気持ちのよい丘に登って、
ごごろんと寝転がって、
ああ地球に生まれてよかったなどと、
いつもよりひとまわり大きな感謝にくるまって、
ひとねむりといきたいところです。

最近の忙しさについて。

ここを見てくれるみなさんへ、
見てくれてありがとうございます。
今日はひとつお知らせがあります。
突然の発表で驚くかもしれませんが、
実は僕、妖精なんです。
今まで黙っていてごめんなさい。
厳密言うと、妖精と人間のハーフと言うか、
えっとまあ突然変異みたいなものです。

それで最近書けていなかったのは、忙しかったからです。
この時期はいつもすごく忙しいんです。
なんでかというと、花見の準備があるから。
桜の花1枚1枚に春の挨拶をして、咲いてもらうんですね。
僕は大田区の桜担当なんですけど、
正直、これが結構きついんです。
妖精って聞くと結構自由に飛びまわれるイメージがあるかと思うんですが、
全然そんなことないです。
羽とかめちゃめちゃ重いですし、それをずっと8の字に回しておかないといけない。
すごく汗もかきますし。
僕なんかはもう最近だと結構タクシーとか使います。
妖精の軽やかなイメージっていうのは、
全部ティンカーベルねえさんのディレクションによって作られてますから、現実とは結構かけ離れています。
実際の妖精の皆は、わりと筋肉質というか、なんというか。日焼けもしてますし。。
ここだけの話、ティンカーベルねえさんも実際はあんな金髪ロングヘアーではなく、
スポーツ刈りです。
あと基本、作業中は軍手してます。
(あ、あんまり言うと今月分の粉を減らされるんでやめとこ 笑)

僕の場合特例と言うか、人間としてのライフスタイルも並行しているので、
週末だけとか、平日も週1くらいでシフト組んでもらっているんですが、
今年はなんかバタバタなんです。
でもこれも妖精の宿命だと思って、ラストスパートがんばります。
シーズン終えたら仲間と打ち上げもありますし^

みなさんも忙しいかと思いますが、
体を大事に気持ちよく春を迎えてくださいね。
またいつか妖精関連の事 書きますね。
今日はずっと言えなかったこと言えてすっきりしました。

おわり

ちょっと晴れたくもり。

昨日書いた、バスの中の子供の話をします。

お昼すぎ、ちょっと晴れたくもりの日に、
僕は皮膚科にいくためにバスに乗りました。
中にはちらほらと人が乗っていて、
その中には3、4歳くらいの男の子がいて、
父とお出かけをしている様子です。

途中のバス停で、その親子が降りようとした時、
子供が大きな声で「ありがとうごじゃいます!」
と言って運転手に手を振りました。
そのバスの運転手はまじめな人で、
まじめというか照れ屋な人で、
「はい、ありがとうございます」
と固い反応。
もっと手を振ったり愛想すればいいのに、
と少し思いましたが、
それでも僕は知っていました。
バックミラーにうつる、運転手の鼻から下が、
その後の信号3つと、左カーブを過ぎるあたりまで、
ずーっと笑っていたこと。
鼻から下しか見えないなんて、
ちょっと出来すぎた話のようだけれど、
しばらく本当に嬉しそうに運転していました。

僕は、これはいいもん見たで。
このことはブログに書こう しめしめ。
と思い、目を閉じます。

そのとき、大事なことを思い出したのです。
それは、皮膚科にいくためにバスに乗っていることに加え、
バスに乗せてもらっているということ。
これあたりまえに感じるかもしれませんが、
きっと忘れがちです。
目を閉じている間も、運転してもらってるんです。

もちろんタクシーでもそう、
それから電車でも同じ。

電車の運転手や駅員にありがとうと思うのは、
もう多分ほとんど子供だけじゃないでしょうか。
それで僕、それはよくないなと思ったんです。
で考えたんです。なんでそうなってるんだって。
幼稚園や小学校で習うのに、
どうしてありがとうとかごちそうさまがいえなくなるんだって。

つづく

明日描きます。

今日バスに乗っていると、
子供が乗っていて、
降りる時に運転手に向かって大きな声で、
ありがとうごじゃいました!
と言いました。

僕はハッとして、
何か答えのないクイズの、
ヒントをもらったような気持ちになったので、
それを明日描きます。

はじまりました。

花粉、はじまりました。

坂の途中。

駅から家までの長い坂道の途中にファミリーマートができました。
坂の上から見える景色がお気に入りだったし、
帰り道の楽しみだったのに、本当にショック。
トツゼン。
ソラにウカブ フシゼンなカンバンに
ガクゼン、
キミドリアンドブルーってところ、
マコトにイカンとアラブッテルでこころ。
サカミチ、イッポイッポとクダッテクたのしみ、
たのしみ?ピッポッパってグダッテルでドノミチ。
トニカクそんなにヒカッててクレルナ、
セッカクのサカってホレテルんダこんなに。
あなたとコンビにってウマイコトイウジャネーか。
それじゃーなこっちもfam lieだme too。

あ、しまった西海岸黒人時代の僕が出てしまいましたメーン。
ファミリーマートは便利だし、
素晴らしいお店だと思うけれど、
でも坂道の途中に作るなんて本当にナンセンスです。
今度おかべくんを誘って、
空気色に塗ろうと思います。

おわり

今足りないもの。

今足りないもの。
愛じゃなくてお金じゃなくて夢じゃなくて、
もちろん車でも犬でもなくて、
地位や権力や評価でもなくて、
つまりはそう、ビタミン。
ビタミンが足りていないんだな。
まずはこのささくれを治すところから、
そこから全部はじめる。

春のおにぎり。

春がきたらおにぎりを作ろう。
いろいろな具をいれて、いい水でお米を炊いて、
それでおなかいっぱいおにぎりを作ろう。

ぶつぶつの件。

先週できたぶつぶつはだいぶ治ってきました。
口のまわりが少しひりひりするけれど、
リップクリームを買ったのでもう安心です。

そういえばお店にハチミツのリップクリームがありました。
リップクリームをおいしくしすぎると、
間違えてくちびる食べてしまうんじゃないかと
ちょっと心配になりました。

あ、またおもしろいこと言っちゃってる。

おわり

今日の名曲。

小さな声で話そ
http://www.youtube.com/watch?v=01sXfVCDaso&feature=related

青を水で溶かしていく。

中学のときの美術の先生に空の描き方を教えてもらったのを今急に思い出しました。

起きなきゃ。

顔にぶつぶつができたので、
もうスネて日曜日はずっと家にいました。
で昼寝の時、ながーい夢を見ました。
今の僕とは違う人生を歩んだ僕の夢です。

岡山に住んでいました。
祖父の道場を継ぎ、家族と暮らし、
早くに結婚して子供もいて、
なんか幸せそう。
日曜日にジャスコに買い物に行って、
いい肉を買うかやすい肉を買うか迷って、
子供連れてゲームコーナーに行ってメダルしたり、
海に釣りに行って、魚触るの嫌だけど、
息子の手前そんなわけにもいかず触ったり、
その帰りに日生で海鮮丼を食べました。
で、その時の醤油が口のまわりのぶつぶつについて、
しみて痛かったので起きました。

鏡見るとまたちょっとひどくなっていて、
なんかすごく寂しい気持ちになり、
もう夢の中に逃げ込みたくなりました。
1人で家にいるぶつぶつと、
家族に囲まれているぶつぶつが、
こうまで違うとは思いませんでした。

早く治して、美しい肌、
とりかえさなきゃ!
夢より今の方がしあわせだって、
さけばなきゃ!
楽しいって笑わなきゃ!
苦しいって笑わなきゃ!

おわらなきゃ!

おわり

こぼした。

多分僕は大事なものを、
いつのまにかこぼしてしまいました。

スネオがいない。

ぎろっぽんの展示会場におなじみのしみずの卒業制作を見にいき、
しみずのマブのすずぎと会いました。
今日はちょっとすずきのことを書きます。
しみずからかねがね、
あいつはクレイジーでやべえやつだと聞いていたけれど実際会うと決してそんなことはなく、
わりとゆっくりタイプの不安系エキゾチック少年という感じでした。
猿で言うとオランウータンとマントヒヒのハーフです。
(ちなみにしみずはチンパンジーとリス猿)

いきなり、見たことのない部類のダンスを見せつけてきて、
急に後ろに回りこんでヘッドロックをキメてくる。
それくらいの覚悟で会いましたが、
すずきは就職活動について話しはじめました。
(まじめか!噂とのギャップ!)
でも僕も僕であんまりこれといった返しもできず、
それはもうまさに運動音痴どうしのキャッチボールでした。
いつつもとししたなのに、なんのアドバイスもできなくてすまんかったです。
ちょっとここで補足させていただきたいです。
(本人がいつか読んでくれると想定して)
----------------
すずき、
就職活動と言うと、
さあてどの会社にしようとか、
どんな提案をしようとか、
そもそも何になろうかとか、
いろんな事を考えるけれど、
結局、何ってあれだよね。
仲間探しだよね。
それは10人の会社でも10000人の会社でも同じで、
いや会社というか、チームだよね。
チームメイト募集しているんだよあれは。
語弊があるけれど、サークル仲間も同然さ。
だから11人目も10001人目も同じで、
大切なんだよ(愛なんだよ)
まずそれを大前提に考えることだよ。
本当はね。

あと忘れがちなのは、
こっちが探しているんじゃなくて、
あっちが探しているんだよってこと。
だからよく聞くあれ、
"どこでもいいけどとにかく就職"ってのは、
基本的に間違ってる。
それは愛とは呼べないからだよ。

求人をするっていうのは、
何かが足りない物語なんだ。
どらえもんを思い出してほしい。
あれにスネオがいなかったらどうだろう。
そんな物語なんだ。
スネオのような人を探してる。
だからそんな話を受ける時キミは、
ある程度スネオじゃないといけない。
髪型や口元くらいは意識してしゃべらないと。
ジャイアン2人ってわけにはいかないからね。
(のび太が死んでしまうからね)
(いや、でもそれはそれでおもしろいかもね)
(いや、でもやはりだめだね死人NGだよ)
そうやって物語のバランスを考える。
それが就職活動とも言えるんじゃないかと思うよ。
その為にもまず自分がスネオなのかしずかちゃんなのか、できすぎくんなのか、じゃいこなのか、どらえもんなのか、のびたなのか、ブタゴリラなのか、よく知っておかないといけないよ。
(今ね、どらえもんのキャララクターの中にキテレツ大百科のブタゴリラをさらっと混ぜて笑わせようと思ったんだけど、ブタゴリラっていうあだ名がえぐすぎてそれどころじゃなくなったよ、ちょっとあだ名かわいそすぎん?あ話がそれた)

とにかく今何が一番大事かってそれだよ。
きみが誰なのかだよ。
物語をおもしろくするのは、それがある程度分かってから、その後でも遅くないからね。
とにかく、今はきみが誰で、
そしてどんな物語に登場するかだよ。

さっきも言ったけど、
つまりは愛ってこと。
愛っていうのは1人じゃ完結しないよ。
だから相性もある。
タイミングも大事、運も大事。
そして縁があればそれを大事にする。
もう一度言うね、
1人じゃ完結しない。

以上が僕の考える、
ベーシックスタンダードな就職活動だよ。
ここまでは誰にでもあてはまると考えているから、もし使えたら使って欲しい。
その先はきみのエッセンスでトッピングしてね。

あ、言い忘れていたけれど、
これはお茶でも飲みながら、
ゆっくリと読んで欲しかったよ。

応援してるよ。 
----------------

僕ももう大人なので、
これくらいのことはその場で言えるようにならないといけないなと思います。

あと最後、未だに子供な事を言っていいのなら、
ぎろっぽんの夜、東京タワーのキレイもミッドタウンのイルミネーションも、
社会にしか見えなかったってことです。
目に写るものすべて、まじで社会でした。
どこもかしこも人の息吹がすごいし。
道端に咲く花ですら、
なにやら理念を感じるのです。
ああしんどー。何もかも不自然。
これダメなところだと思います。
今全体的にそんな気がします。
コンセプトがどうとか本質がどうとか、
疲れるーそういうの本当は疲れるー。
意味なんてなくてもいいんだと思うんです。

空に浮かぶ大きな白い雲を見て、
「うっわー大きくて白い!」

そんな当たり前を大声で言える社会なら、
きっとみんな、もっと笑えているよ。

おわり

メモ。

あ~ねむいなあ~(萩本欽一)
愛、どうじゃ。恋、どうじゃ。(研ナオコ)
赤ちゃんのおしり(矢野顕子)
あの娘にヘッドロック(なぎら健壱)
アホダーラ(青空球児好児)
アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた(榊原郁恵)
イケイケ池袋(山本正之)
いたぁーい なにすんの(あのねのね)
後ろから前から(畑中葉子)
うどんの唄(吉永小百合)
浦安フラワー商店街 コイコイ音頭(ビートたけし)
X+Y=LOVE(ちあきなおみ)
おじさんの気持ちも知らないで…(西川のりお)
お前にマラリア(沖田浩之)
俺の借金全部でなんぼや(上田正樹と有山淳司)
かまっておんど(大竹しのぶ)
カンドレ・マンドレ(アンドレ・カンドレ(※井上陽水))
きたかチョーさん まってたドン(川上さんと長島さん)
君は人のために死ねるか(杉良太郎)
キララ・キララ・バカ(和田アキ子)
臭いものにはフタをしろ!!(森高千里)
恋は魚河岸のごとく(チャイルズ)
恋の呪文はスキトキメキトキス(伊藤さやか)
公害ブルース(アプリコット)
史上最長寿のロックンローラー(遠藤賢司)
しびれ女のブルース(正司敏江・玲児)
自慢じゃないが女だよ(水前寺清子)
三味線師ロンリー・ブルー(谷口美千代)
SHELTER OF LOVE - ツル・ツル(RCサクセション)
住所不定無職低収入(細野晴臣)
JODAN JODAN(海援隊)
昭和大衆芸能史より「ヘビおんな物語」(間寛平)
しらみの旅(高田渡)
スシ食いねェ!(シブがき隊)
ズビズビズー(森山加代子)
ズンドコ人生(かまやつひろし)
ソウル若三杉(Dr.南雲とシルバーヘッドホーン)
空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ(四人囃子)
地球温暖化進行曲(植木等)
チョット・マッテ・クダサイ(ゴールデン・ハーフ)
ディスコお富さん(エボニー・ウェッブ)
トマト・イッパツ(スペクトラム)
ナクヨアイドル平成2年(宍戸留美)
なぜか埼玉(さいたまんぞう)
日本万歳音頭(菅原文太)
呪い(山崎ハコ)
Bye Bye Horse(達者でナ)(三橋美智也)
ビチグソロック(楳図かずお、ザ・チャープス)
ひびけ電気釜!(三上寛)
ブス罷り通る(ダウン・タウン・ブギウギ・バンド)
焼鳥サンバ(青樹亜依)
ゆれて動物(敏いとうとハッピー&ブルー)
私の恋人・たいやきくん!(山本リンダ)
私もあなたと泣いていい?(兼田みえ子)
ラーメンブルース(青江三奈&清水アキラ)

クリアファイルの一番最後。

クリアファイルの一番最後のページ。
そこに入れるもの、
あるいは入っているもの、
それが結構本音だったりする。

死ぬまでに一度。

ああそうだこれを書いておかないと。
これだけは見にいかないといけません。
実物を見にいかないと。
1人か、それか2人で行きたい。
そしたらもう多分人生の半分くらいはOK。
http://www.youtube.com/watch?v=sBWPCvdv8Bk

つづき ①。

この間も書きましたが最近なんでもかんでもおもしろく思えてしまい、
いろいろな事をうまく判断できなくなってきたというのが悩みです。
例えばこんな話。
---------------------
「海辺の倉庫の話」

夜も深く、ゆうに12時は越えているだろう。
わけがあって私は海辺の倉庫にいる。
誰もいないはずのこの倉庫、
向こうの壁で何かが動いたような気がした。
窓のあたりでうっすらと月明かりが照らしてはいるものの、
やはり暗い、信用できる明かりはランプの他にないときている。

私はランプのもち手を強く握りしめ、
気配の方向へ進んだ。
手汗がじわじわと出ているのが分かる。
一歩、また一歩と少しずつ進み、
ランプの光が倉庫の隅に届きそうになった所で、
私は急に怖くなり、足を止めた。
が、すぐに戻る理由もないことを想った。
私はそうだ、全てを失ったのである。

一度大きく深呼吸をし、最後の一歩を出した。

古びた壁が照らされる。
だがしかしそれだけ、誰もいない、何もないじゃないか。
私は自分の勘違いだと分かるとすとんと肩を緩めた。

その瞬間、すぐ足元でカタンとまた音が聞こえた。
私は油断していた為、驚き跳ね上がった。

---------------------
これです。
例えばこんな話を思いついたとして、
どんな風につづいていくのがおもしろいかなと考える時とかに、
答えが難しくなってきたのです。

なので今日はつづきの①と②の2通り書いてみます。
どちらも捨てがたく、決められなかったので。
---------------------

つづき①
その瞬間、すぐ足元でカタンとまた音が聞こえた。
私は油断していた為、驚き跳ね上がった。

足元を照らすと一本の万年筆が落ちている。
キャップが取れてボロボロになった万年筆だ。
拾おうと腰を屈めると、
カタカタ。突然 万年筆が転がり始めた。
そしてそのまま壁に開いた小さな穴に入っていったのである。

私は不思議なことに、不思議なその光景を、
どうやら不思議と思えずにいた。
そしてしゃがみこみ、すぐに穴の中を覗き込んだ。
中を見て私はようやくその不思議に気がつき、
驚いて呼吸を忘れた。
その小さな穴のむこうには大きな部屋があり、
そこに何千、
いや何万といった万年筆が集まっていたのだ。
いやよく見ると万年筆だけではない、クレパスや色鉛筆、
シャープペンシルや油性マジック、
様々な筆記具が重なりあっている。
急に視界が明るくなり、
モロクロの世界がカラーになったことで、
私は若干とフラフラとしてきたが、
ぐっと堪えて様子を見ていた。

中でもひと際めだっていたのが蛍光ペンだった。
目立つというのも、他の筆記具が積み重なった一番上に、
蛍光ペンが色とりどりにきれいに並んでいた為である。
私はピンときた。
ここには地位(身分の差)がある。
そして蛍光ペンは今、その頂点に君臨しているのではないか。
そしてその蛍光ペンの中のひとつ、
1本の青色の蛍光ペンにだけ、金色のキャップがついている事にも気がついた。
しかし何故だろう、やけに似つかない。
明らかに他の筆記具のものだ。

そこに見覚えのある1本の万年筆が現れた。
(ああ、あれはさっき私の足元で…)
矢先、万年筆が頂上の蛍光ペンを目がけて跳ね上がった。
私はごくりと息を飲んで、様子を伺う。
バチン!
プラスチックの鈍い音が響く。
カタン!コロコロコロ…!

私のすぐそこ、
目の前に飛んできたのは、先程の万年筆だった。
そしてもう一度その山に登りかけたが、
途中で止まり、ゆっくりと引き返し、
私の覗いている穴のほうへ、トボコロトボコロと転がってきた。
私は反射的に穴から体を起こし、
万年筆が出てくるのを待った。

万年筆が出てくる。
!。その瞬間を見計らい、
そいつを掴み上げた。
そして一目散に倉庫の外に出て、車を出す。
今考えると何故そんな事をしたのか分からない。
私はその万年筆を手に、
全く新しい何かが始まる期待感と、
もう既に終わりの近いような、
ある種の達成感を同時に感じ、
何かを追うようなそして追われているような…
いや、やはりもう説明はできない。
何もかもが混乱している。

家に到着するなり私は机にノートを開き、
その万年筆で、今日起きたこと、
それから今も続いているこの瞬間の事を全てを綴り始めた。
混乱を治める為に混乱を書くというのは、
私が長年執筆を続けてきた中で見つけた、1番の方法である。
万年筆がだんだんと今の瞬間に追いつき、
そして今日1日の全ての私が、指と共にバチリと1点にとまった。
全てを書き終え、私はふっとため息をこぼそう。
そして最後にこの一文を添えよう。
「これははじまりなのか、それともおわるのか」


-ふと気がつくと朝であった。
さっきまでの出来事が全て夢だったとは絶対に言いたくないが、
私には早速に自信が無かった。

だがどうだ、机に目をやるとノートが開いている。
そしてそこには紛れもない昨日が書かれていた。
私は書いていて良かったと、動かぬ証拠に安心した。
そして最後に自分が書いた一文、
その下に見覚えのない横書きの文字が書かれていることに気がつく。

「Common sense ain't common.
= This is a coup」

(※訳:常識は全てのものではない
     これはクーデターだ)

私は確信した。
そしてごくりと息を飲んで、
机の上の万年筆に目を向けた。

これは「はじまり」である。


つづく
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みたいな。
みたいな感じにするか、
次のつづき②みたいな感じにするか、
どっちにしようかなあと考えていたけれど、
決められないっていう話です。
コメント欄に、つづき②を書いたので、
読んでみてください。

五階。

エレベータに乗ると先に1人の女性が乗っていてちょっとおならのニオイがしたのであー人間だものと思っていたらその女性が降りる階になってエレベ-タが「五階です」と言いました。

今日のダンス。

Justin and Jeremy - Forget You
http://www.youtube.com/watch?feature=player_profilepage&v=JS5qhAaWCfM

(双子でもリズムの取り方が違って面白いです。
僕は右の子のが好きで、むっちゃ渋いと思います)

脱獄について。

少し前の新聞の記事ですがこんなものがあります。

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広島刑務所(広島市中区)から中国籍の受刑者(40)(逃走容疑で特別手配)が脱走した事件で、広島県警は13日、同刑務所の西約1・5キロの民家で容疑者によるとみられる空き巣被害があり、衣類などが盗まれたと発表した。
発表によると、12日午後2時過ぎ、同市西区南観音の男性会社員宅から「空き巣に遭った」と110番があった。たんすなどが物色され、ダウンジャケット(ノースフェイス製)や黒色スウェットパンツ(ユニクロ製)、黒色で白い星形模様入りのぼんぼん付きニット帽、ナイロン製リュックサック、歯ブラシが盗まれていた。
室内に残っていた靴底の足跡は、容疑者の履いていた運動靴と酷似していた。

一方、容疑者は11日午前に刑務所から脱走した後、いったん東約150メートルの吉島公園に逃走したとみられるが、その後の県警の調べで、同公園の北約300メートルの民家で12日朝、鍵が壊された自転車があることが判明。現場の足跡が容疑者の運動靴と酷似していた。

また、空き巣被害に遭った民家のさらに北西約1キロの住宅街にも、酷似した足跡があり、鑑定している。

この周辺では、容疑者に酷似した男を見たとの情報もあり、県警は、付近に潜伏している可能性があるとみて、警察官約500人を投入して捜している。
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というものです。
今はこの犯人も捕まって、とりあえず一件落着しているので、
僕の意見を少しだけ言わせてください。

まずこれを書いた新聞記者へ。
「酷似した足跡」
↑これ言いすぎ!段落の締めくくりみたいに使うのやめて!

次に警察へ。
「付近に潜伏している可能性があるとみて」
↑いや可能性があると言うかもうおるおる!
絶対に付近におる!自信持って!

最後に容疑者へ強く言いたいです。
「黒色で白い星形模様入りのぼんぼん付きニット帽」
↑お洒落するんやめ!
「ダウンジャケット(ノースフェイス製)」
↑いやブランドもんのお洒落やめ!
「黒色スウェットパンツ(ユニクロ製)」
↑ブランドもんにユニクロおりまぜるん やめ!
ハイセンスなコーディネートやめ!
「ナイロン製リュックサック」
↑若い世代の原宿っぽい感性やめ!

「歯ブラシ」
↑エチケットやめ!

「逃走容疑で特別手配」
↑逃げるんやめ!


以上です。
すっきりしました。
おわり

こめかみ。

数年間ずーっと考えてた事を、試しに友達に話してみたら、
一気に脳が広がって、数年分以上に超パワーアップしました。
一人で考えるのも大事だけれど、
誰かと考えるのもすごく大事だなって改めて。

2月になったら本腰入れて形にしていきます。
何をするかはまたいつかここでも書きます。

サプライズ誕生日会。

誕生日の友達にサプライズ誕生日会をしてあげたくて、
今回は、先にそれを本人に伝えてみました。
きみのサプライズ誕生日会をするから、
日程が決まったらまた連絡すると。
みんなを集めて、みんなでバレバレな進行をして、
じ・つ・は、みたいな事をしようと思っています。

御洒落な断り方。

この間、友達にお茶に誘ってもらったんですが、
どうしても仕事をしなければならなくて、いけませんでした。
でもすごく行きたかったし、
断るのがつらかったです。
でもその気持ちをうまく表現して、
なおかつ御洒落な断り方を思いついたので、
ここで紹介させてください。
そしてもしよければ、どうぞ使ってみてください。

たとえば友達に誘われた、、
仕事や学校が忙しくてどうしても行くことができない時など。

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お誘いどうもありがとう^
〇〇のこと大好きだよ。
大好きだから、絶対行こうと思って、立ち上がった瞬間にね、急に立ちくらみがして、吐き気(頭痛を伴う)がして、あとなんか咳が出て、そしたらちょっと血が混じってるし、やばっ!と思ってちょっと足元見たら、右足が肉離れしてて、びっくりした瞬間に右肩を脱臼してしまって、痛すぎて倒れた。
その拍子に、左足首を骨折して、左手首にしてた腕時計も割れれたから、なんだかもう気分は最悪な状態に。
でもほんまに〇〇のこと大好きだからどうしても行きたくて、、幸い、左手だけは動くからスケボーに身体を乗せて、左手でこいで向かってたら途中で警察に職務質問された。
でも一刻も早く〇〇に会いたくて、警察の事を無視して強行突破しようとしたら肉離れしてる右足を撃たれた。悔しくて警察の足に噛み付いたら、今度はどてっぱらに一発くらってしまって、すごい量の血が出てる。
そのまま倒れて、ぼーっと空見てたら、なんか雪が降ってて、それがすごい綺麗で、ああ、冬って素敵だなって改めて思った。
今日が夏じゃなくてよかったなって。
夏だったらアスファルトあつ!ってなるからね。
いや、そんな事考えてる場合か!まだ唯一動く左手に精一杯力を込めて、自分につっこみをいれたよ。
その瞬間、僕は左手をつった。

で、気を失ったみたい。
どのくらいたったかな、ようやく目が覚めて、まあなんだかんだでなんとか駅までは来れたんだけど、自分の着てる服が前に〇〇と会った時と全く同じって事に気がついたんだよ!
それはだめ!前と同じ服着てると思われるのは恥ずかしい!それだけはだめ!
ほんま〇〇の事大好きだけど、それだけはNG。
今日はまじで残念。
また必ず誘って欲しいな。
それまでに怪我治しておくからね!
今日は誘ってくれてありがとね!
〇〇のこと、大大大好きだよ。
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以上です。
是非使ってみてくださいね。
おわり

料理下手。

僕はもうかれこれ10年近くもひとり暮らしをしているのですが、
おととい、とても珍しく家でご飯を作りました。
(1年に数回)
それがとても珍しいことに、
すごくおいしくできました。
次の日東京に雪が降ったのも、
この事となんらかの関係があるのかもしれません。

書けてないけれど。

最近書けてないけれど、
書きたいことたくさんあるよ。
おやすみー。

野菜も。

次の給料日が来たら、やーきにく!やーきにく!
おかわり!

今日のダンス。

Double Dream Feet
http://www.youtube.com/watch?v=5L1tr0PIx20&feature=BFa&list=PL0323C59F043E83BF&lf=results_main

冷蔵庫。

昨晩、友達がメールで教えてくれたのですが、
家の冷蔵庫を開けたら、宝くじが冷やされていたそうです。

ハムスターのジャズバンド。

今度チケット取れたら見にいこうと思っています。
http://www.youtube.com/watch?v=Dy5Ewm0zJ_0

でもそういえば。

あ、でもそういえば僕の崇拝する佐藤卓さんも、
世の中には面白いことしかないって言っていたのを思い出しました。
面白くないものなんてないんでした。
そうだったそうだった忘れてました^

3D石川。

今少し悩んでいることがあります。
最近、自分にとって何が一番おもしろいかが分からなくなってきたのです。
と言うより、何もかもがおもしろく思えてしまうのです。
普通のことに何故か笑ってしまうのです。
例えば、ゴルフの石川 遼くんの顔や、竜馬の福山雅治の顔です。
じーっと見てると何故かだんだん面白く思えてくるのです。
この間、電気屋の3Dテレビで石川遼くんが、
急に画面から飛び出してきて、
僕はもうひとたまりもありませんでした。

これは何故なんでしょうか?
最近ちょっと困っています。

してまーす。

ちょっと近頃ばたばたしてまーす!

おみくじ。

おみくじをひきました。
結果は書くまでもありません。
もちろんそうです。

イクラ。

あ!年賀状返すの忘れてた!
先週末に描こうと思っていたのにー。
炊き立てのご飯にイクラを7つ乗せて、
湯気がシェンロンになっているという、
THE年賀状なアイデアひらめいていたのにー。

今日の名曲。

Crossroad
http://www.youtube.com/watch?v=56N7oTqsNsc&feature=related

キャサリン。

あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて実家のある岡山に帰っていました。

今回もまた有難いことにたくさんのご馳走を食べ、
中学校からの友人と初日の出を見て、
ギリシャ人の父と一緒に門松を飾り、
ギリシャでは門松の文化はないけれど、
お正月には太陽に向かってお祈りをするんだよーなどと教えてもらいながら、
家族全員で無事新年を迎えることができました。
ちなみにギリシャ人というのは全くの嘘です。
ど日本人です。
新年早々、意味のない嘘を炸裂させたのです。
2012年が始まりました。

父と飾った門松が太陽を浴びてより一層お正月感を醸し、
TVでは晴れやかな着物を着た司会者が新年の挨拶をしています。
僕たち家族もいっちょうらを着て奥の和室に集まり、
スウェーデン人の母が作ったお節を囲み、
スウェーデンではお節の文化はないけれど、
お正月には太陽に向かってお祈りするんだよーなどと教えてもらいながら、
家族でお節を食べ始めました。
あ、その前に祖父が一言新年の挨拶をし、乾杯と言うのがうちのしきたりです。
家族で和室で全員で乾杯をする、これだけは今まで一度も欠かしたことがありません。
そしてお節やお雑煮を食べながら、一年前と同じような会話をし、
食べ終われば新聞に挟まった広告チラシを見て、
あれが欲しいここが安いといったどちらでもいい話をするのがうちのしきたりなのです。
あと遅くなりましたが、スウェーデン人というのは全くの嘘です。
ど日本人です。
新年早々、意味のない嘘をまたも炸裂させたのです。
2012年が始まりました。

お節の中では黒豆が好きな弟は今年就職ですが行き先がまだ決まっておらず、
最近まで東京に残るか岡山に帰るかで迷ってましたが、
岡山に帰るを選択し、カルチャーを盛り上げるべくがんばるそうです。
ですが、まだ行き先が決まっていません。
どなたか岡山でいい就職先を紹介してくださる人がいましたら本当にお願いします。
最近では弟も少し弱気になり、ヤクルトレディーになると言っています。
ヤクルトレディーというのは自転車でヤクルトを配る人のことで、
近所のまーくんのおばちゃんがやっていた仕事です。
立派な仕事だとは思うけれど、折角東京の大学に行ったのだから
それをもう少し分かりやすい形で活かして欲しいと兄としては思うのです。
(どなたか岡山でいい就職先を紹介してくださる人がいましたら本当にお願いします)

お節の中では黒豆が好きな祖父は相変わらずのラストサムライで、
自分たち家族のことを、我が三村家と呼んでいました。
ちなみに同和室には祖父の大事にしている日本刀が3本、弓と槍が1本ずつ飾られており、
シンプルに危ないです。
ですが僕は赤ちゃんの頃からこのような環境で育ったので、最近まで普通だと思っていました。
それと以前も書きましたが、祖父の髪形は後ろから見ると木村カエラみたいです。
このことから僕の友人の一部の中ではカエラちゃんとも呼ばれています。
ですがさらに最近知った新情報で、
弟の友人からはスヌーピーと呼ばれていることが判明しました。
どちらにせよ、あだ名だけやけにかわいい所が孫としてはおもしろいです。

お節の中では黒豆が好きな祖母は相変わらずの鬼の形相で、とにもかくにも鼻が大きいです。
最近ではおでこに、こぶのようなものができて鬼感がすごいです。(鬼感て何!)
さすがラストサムライと長年連れ添っているだけありますね。
祖母のおもしろエピソードと言えばたくさんありますが、
6Bの鉛筆で眉を書いていた話と、
町の運動会で風船割り競争に出場した際に、
風船と一緒に自分の指を踏んで骨折した話は僕の中では殿堂入りしています。
今年も何かしらのエピソードを提供してもらえると孫としては有難いです。

父、母、弟、祖父、祖母、あとトイプードルのキャサリン、
僕含めた6人と1犬、これが僕の家族です。
そしてこの先、減ったり増えたりしてまた新たな形に変わっていくのです。
いつか恋人が家族に加わり、祖父や祖母が死に、
子が生まれ、弟も結婚し、キャサリンが死に、
弟の子が生まれ、2人めの子が生まれ、
父が死に、母が死に、子の子が生まれ、
僕も死に、弟も死ぬのです。
今の家族というのも、そうやって変わっている途中です。
たくさんの家族の続きに今の家族があって、
これからの家族に変わっていくんです。
だから家族というのはかけがえのないもので、
大変大きな大きなもの、
そしてまた瞬間のもので、またまた儚いものでもあります。
続きの途中にめぐり合えたその人たちは、
やっぱり精一杯手を広げて愛さないといけないんです。
そういうふうに思えるように僕はこの家族に育てられました。

最後になりましたが、
トイプードルのキャサリンというのは全くの嘘です。
うちは犬飼っていません。
ただの6人家族です。
新年早々、意味のない嘘をここにきてまたも炸裂させたのです。
2012年が始まりました。

家族がこの先どうなっていくのかと、
そんなことは誰にも分からないこと。
全ては神様だけが知っているなんて言うと笑ってしまいそうになるけれど、
もし神様にも親がいて子供がいるならそこにも家族はあったかな。
だとしたら神様は子供とキャッチボールをしたり、
親の肩をちゃんとマッサージしたりしていたのかな。
そもそも神様は死んでいるのかな、子供が継いでいるのかな。
おかしな話。おかしな時代。
ふと下界に目をやると、
ギリシャ人の父はお洒落をキメこんで同窓会に行き、
スウェーデン生まれの母はこたつで寝っぺをしています。
ヤクルトレディーは友達と遊びにでかけ、
サムライと鬼は未だにドンパチを繰り返しています。


今年もいい1年になりますように。
みんなが無事で元気にすごせますように。
外に出て僕は、太陽に向かってお祈りをしました。

おわり