ちょっと晴れたくもり。

昨日書いた、バスの中の子供の話をします。

お昼すぎ、ちょっと晴れたくもりの日に、
僕は皮膚科にいくためにバスに乗りました。
中にはちらほらと人が乗っていて、
その中には3、4歳くらいの男の子がいて、
父とお出かけをしている様子です。

途中のバス停で、その親子が降りようとした時、
子供が大きな声で「ありがとうごじゃいます!」
と言って運転手に手を振りました。
そのバスの運転手はまじめな人で、
まじめというか照れ屋な人で、
「はい、ありがとうございます」
と固い反応。
もっと手を振ったり愛想すればいいのに、
と少し思いましたが、
それでも僕は知っていました。
バックミラーにうつる、運転手の鼻から下が、
その後の信号3つと、左カーブを過ぎるあたりまで、
ずーっと笑っていたこと。
鼻から下しか見えないなんて、
ちょっと出来すぎた話のようだけれど、
しばらく本当に嬉しそうに運転していました。

僕は、これはいいもん見たで。
このことはブログに書こう しめしめ。
と思い、目を閉じます。

そのとき、大事なことを思い出したのです。
それは、皮膚科にいくためにバスに乗っていることに加え、
バスに乗せてもらっているということ。
これあたりまえに感じるかもしれませんが、
きっと忘れがちです。
目を閉じている間も、運転してもらってるんです。

もちろんタクシーでもそう、
それから電車でも同じ。

電車の運転手や駅員にありがとうと思うのは、
もう多分ほとんど子供だけじゃないでしょうか。
それで僕、それはよくないなと思ったんです。
で考えたんです。なんでそうなってるんだって。
幼稚園や小学校で習うのに、
どうしてありがとうとかごちそうさまがいえなくなるんだって。

つづく

2 件のコメント:

すうやま さんのコメント...

日本人って本当に感謝の言葉を出さなくなるよね。
以心伝心のお国だから??
だとしても大事だよね。
いつから「ありがとう」をいうのが恥ずかしくなったんだろう。
タクシーでも、バスでも、電車でも、スーパーでも、なんでもなんでも

「ありがとう」週間を作るとか悲しいけど
自分で意識づけてくのはいいかもね。

bosarl さんのコメント...

すうやまさん

急にまじめなコメント!なに!笑
うーん、日本人だからなのかな?
僕自身日本しか住んだことがないからわからないけど、
見ず知らずの人に以心伝心できるほど、ハイセンスなコミュニケーションができる国じゃないよね。
だからやっぱりそこは言ったほうがいいし、
言わないにしても何か伝えるツールをもつべきだよね。

たとえばあれ、自動改札機。
あれはだめだよね。
大事なこと忘れてる。
そういう瞬間的な出会いとか、削ぎ落としちゃだめなんだよねきっと。
効率なんて言葉は開発者のいいわけだよ、
もっと考えないとね!