僕が見ていた。

いろんな人がいる。
ほんとうにいろんな人がいる。
いろんなことも起こるし、
いろんな気持ちになるよ。
また近所の小さな坂道を登りました。
朝の3時くらいだったから月が意外な場所にあって、
へんな感じがしました。

同じ月を見ている。なんて言葉があるけど、
あれはうそです。
僕はそうじゃないと思う。
でもその話はまた今度にします。

冬を思い出すのは、19歳の時。
宝塚に住んでいて、
大きな坂の途中の家でした。
その時はファミリーランドという遊園地があったから、
夕方にベランダに出ると、
きらきらとなつかしいような色で光って、
遠くのビルや空のグラデーションと相まって、
それはすごく綺麗でした。
今に思い出すと余計に綺麗な色です。
オレンジに少しピンクを混ぜたような青というか。
オレンジのむこうのほうからは
ボルドーの阪急電車が向かってきます。
僕はそれをぼーっと見ていて、
白い息をはあっと吹いたりしています。
最後の楽しみは青から紺色になる時。
都会の夜は黒ではなくて紺色。
するとすぐに寒くなるので、
部屋に入って窓をしめます。

あの頃の僕はどうしてあんなに堂々としていたんだろうなあ。
怖いことなんてひとつもなかった。

おわり

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

素敵なことがたくさん
起こりますように☆

1日遅れですが
メリークリスマス***

もんりー さんのコメント...

今度相撲部屋に見学行こうよ。
近所に部屋見つけたの。

すうやま さんのコメント...

あけおめえええ
きっともう社畜としての新年を迎えてしまったでしょうね。。。
今年も宜しく