フランス語で。

髪をパーマしました。
かれこれ3年前から自由が丘の美容室に行っているのですが、
ひとつの美容室に続けて行っているのは初めてのことです。
たぶんこれからもずっと行き続けると思います。

フランス語で「笑顔」という意味。
3年前、偶然見つけた美容室で、
偶然担当してもらった坂本さんが岡山の備前出身でした。
備前といえば僕の地元でもあります。
これは小さいですが奇跡だと思いました。

当時僕は東京にきてすぐだったのもあり、
髪を切ることを緊張していましたが、そのことでとても落ち着きました。
それからガラス張りで外から見える美容室には行けないタイプなので、
その点もきちんと壁があって落ち着きました。
お洒落すぎる会話をしてくれる美容師の人も少し苦手ですが、
坂本さんは長渕剛の話をしてくれたので落ち着きました。
あと地元が一緒なので、普段微妙に関西弁ぽく喋っていたりする点も同じで嬉しかったです。
あと坂本さんはスレンダーというよりはエキゾチックな感じなので、
幸せなオーラがビシビシでていて、それを惜しみなく話してくれるので楽しいです。
髪の量が確実に減ってるヨと、正直に言ってくれるところも好きです。
美容師の人に言われると、ああ自分は完全にそっちの人間だと覚悟できるので有難いです。
周りのスタッフの人もいいです。
系で言うなら癒しです。
でも癒しと言っても、リラックマとかわざとのやつではなくて、
木とか水とかマイナスイオンのような自然なタイプです。
そういう笑顔を持った人が5人もいる美容室です。
あ、4人かな、坂本さんは癒しというより溢れ系です。
溢れるもので人を元気にするタイプのこと。

髪を洗ってくれる時には顔に目隠しの布的なものをのせてくれているのですが
鼻と口は出ているのでちょっと恥ずかしいです。
僕はよく鼻毛が出ているのでそれが心配で仕方ありません。
いつも思わずアヒル口にしようか迷いますがすぐやめます。
鼻毛のアヒル口ほど痛々しいものはないからです。
パーマを巻いて乾かす間は珈琲か紅茶を出してくれて飴もふたつくれます。
砂糖とミルクもついていますが我慢します。
その方がちょっと大人びて見えていいかと思ったのです。

他のお客さんが少ない時には、坂本さんののろけ話を聞きます。
「幸せすぎていつかバチが当たるわ」
と毎回言う坂本さんに僕はとても安心します。
他のスタッフの人が来て話してくれる日もあり、
みんな雰囲気が良くて接しやすいので、
週末はここにお茶をしにきたいような気持ちになります。
窓際に小さいカフェ席があればいいな。

髪を乾かしてもらって店を出る前、
坂本さんが「私は毎日いい所を探している」
と教えてくれました。
なるほどなと思いました。
多分いつまでもバチは当たらないと思います。
あと、みうみう?のバッグ?
あれはたしかに可愛い。
けどそんなんより私はおいしいもん食べに行く!
と言っていました。

僕の知っている中で1番の美容室のお話。

おわり


次回
「本当は怖い坂本オーナー」
お楽しみに。

2 件のコメント:

みみこ さんのコメント...

ふむ。
またそのうちポートレイト描かんとな。
髪がなくなっても描くよ。

bosarl さんのコメント...

みみこさん

髪が短くなってくるくるしているので鳥の巣のようだと言われました。
ポートレイトには鳥も描いてくださいね。