今年もありがとうございました。
今年も良い一年でございました。
よく笑えた一年でございました。
愛し愛され一年でございました。
ありがとうございました。
皆様、よいお年を。
総理大臣杯。
友達から不可思議なメールが届いた。
それには
・風邪薬ショック
・痴漢からの雨に唄えば
それから
・マイフェイバリット
・羽賀の六感
・耐熱ガラス
・エロ高橋、エロ橋
と、気になるフレーズが散りばめられていて、
最後の一行では
・やったね!おやすみ
と締めくくられている。
このメール、もし僕がギャルだったら、
「は?まじで は?」と、携帯を割りたい所だけれど、
僕はボサールなので、ちゃんと考えた。
アイフォンだし。
多分最近はとてもいろいろ大変で、悩んだりもして、
疲れているから、おいしいスープでも飲みに連れて行って欲しい。
これはあくまで憶測だけれど、きっとこういう意味だと思う。
今度スープごちそうするよ。
おはよう。
それには
・風邪薬ショック
・痴漢からの雨に唄えば
それから
・マイフェイバリット
・羽賀の六感
・耐熱ガラス
・エロ高橋、エロ橋
と、気になるフレーズが散りばめられていて、
最後の一行では
・やったね!おやすみ
と締めくくられている。
このメール、もし僕がギャルだったら、
「は?まじで は?」と、携帯を割りたい所だけれど、
僕はボサールなので、ちゃんと考えた。
アイフォンだし。
多分最近はとてもいろいろ大変で、悩んだりもして、
疲れているから、おいしいスープでも飲みに連れて行って欲しい。
これはあくまで憶測だけれど、きっとこういう意味だと思う。
今度スープごちそうするよ。
おはよう。
ぼんぼんぼんぼん。
ぼんぼんぼぼぼん。
ぼんぼんぼんぼんぼん。
ぱぱぱぱぱぱぱーぱぱー。
ぼんぼん、ぼん。
ぽぱぱーぽぱぱぱぱーぱー。
http://www.youtube.com/watch?v=SnieQ7hUcN8&feature=related
ぼんぼんぼんぼんぼん。
ぱぱぱぱぱぱぱーぱぱー。
ぼんぼん、ぼん。
ぽぱぱーぽぱぱぱぱーぱー。
http://www.youtube.com/watch?v=SnieQ7hUcN8&feature=related
靴下。
代官山でお茶したふたり
イギリスの友々達の展示を見に代官山へ行くという、
なんともお洒落な日曜日。
あんな田舎育ちの僕が代官山だなんて、
はあ~考えられないなあ。
とか思いつつも東急線に揺られて東京の空を見る。
待ち合わせたふたりは専門学校時代の芋(いも)なかま。
いもっていうのは、あまり都会っぽくなくて、
ちょっとあかぬけない感じのこと。
とくに自分も含めて、
専門学校時代の友達はそんな感じのなかまが多い。
数少ない同級生、毎日朝から夜遅くまで学校に行き、
土曜や日曜だって学校で作業、
色ペンやミシンや紙や布と向き合いながら、
好きになったり嫌いになったり、
泣いたり笑ったり踊ったり語り合ったり、
支えあったまさに戦友。
屋上には卓球台とパンチングマシーンがあって、
その横のちょっと広くなった場所でプロレスをしたり、とにかく忙しかった。
みんな息がくさかったから、
忙しすぎて胃をやられていたんだと思う。
ほこりだらけになった大きな布が教室に落ちていて、
拾おうとしたらそれは同級生の女の子だった時は驚いたし、
お風呂に入る時間がなくて香水をつけまくる友達はくさすぎた。
書いていたらきりがないほど、いろんなエピソードがある。
その中のふたりと、代官山で待ち合わせ。
その日見た東京の空は四角くてクール。
やっぱり時間はすぎたんだなと思う。
ここは東京で、みんな社会人。
それぞれに知らない同期がいて、
知らない上司がいて、知らない服を着て、
知らない駅に住んでいる。
代官山につくとふたりはもういて、
会うとぺこりとおじぎをした。
ちなみに、この日僕は遅刻していた。
いや窓から空見とる場合か!走れ!
と、言われそうだけどのんのん。
彼らは僕が遅刻することを分かっていた。
それは学生時代、遅刻魔の僕をずっと見ていたから。
だから遅刻する電話をしても落ち着いて了解されるし、
僕も安心して遅刻できる仕組みだ。
友々達の展示を見て、
代官山のカフェでテーをする。
僕は抹茶ミルクテーを飲み、
彼は珈琲、彼女はキャラメルなんとかテーを飲んだ。
冬、カフェの外の机に座り、ふぅふぅと熱いテータイム。
何度も言おう、ここは代官山。
とちゅう、彼らがごそごそと袋を取り出した。
そしてなにやらそれを僕にむける。
「誕生日、ちょっと早いけど、
最近疲れてるみたいだったからはい」
と僕へのプレゼントだった。
僕は「うええぇ」とぎこちなく喜んだ。
こういう時の僕のリアクションは本当に下手だ、
あげるのは好きだけれど、もらうのはちょう下手なんよな。
でもすごくうれしかった。長方形の袋と正方形の袋。
「あけてみてええかな?」
と、まず長方形の袋をあけた。
中身は靴下だった。
レトロな柄の派手派手靴下だ。
「うわあありがとう」と言うと、
「前はよくこんな柄の服着てただろう」と。
以前の自分を思い出せ、もっと勇気を出せという意味だ。
今度は正方形の袋をあけてみた。
中身は靴下だった。
レトロな柄の派手派手靴下だ。
「うわあありがとう」と言うと、
「前はよくこんな柄の服きてただろう」と。
以前の自分を思い出せ、もっと勇気を出せという意味だ。
僕の胸はありがたい気持ちでいっぱいになった。
でもどうしてふたつに分けたんだろう。
同じお店の同じ種類の靴下を、
どうして違うラッピングにしたのだろう。
ふたりで一緒に買いに行ってくれて、
コンセプトも同じなのに、なぜなんだろう。
少しばかなのかもなあ。
と妙な疑問はあったけれど、それよりとにかく嬉しかった。
思い出した。
へんな服をたくさん持っていたこと。
それで古着でボロボロのジャケットを、裏地を直して堂々としたり、
真緑色のパンタロンや、誰が買うかというようなベルボトムもたくさん持っていた。
サングラスをかけて歩くことも平気だったし、
スズキの薔薇という名前のスクーターに、髪をなびかせ登校したりもした。
僕は今、黒い服に真っ直ぐなデニムをはいている。
なんでかというといろいろ理由はあるけれど、
あれがそれで、あれだからで、大人の理由だ。
ふたりからのプレゼントは
「今のきみは、きみらしくいる?」
というシンプルなストレートパンチで、
僕の心臓付近を打った。まさに、
ハートブレイクショットとでも言いますか。
僕はその場に倒れこみ、大の字になって上を見る。
汗か涙かが目にしみる、視界が狭まっていくのが分かる。
とうとう真っ白になって、ふわっと気を失ったんだ。
次の瞬間、僕は畑に立っていた。
そして一人、いも掘りをする。
じゃがいも、さつまいも、さといも。
どんどん掘る。楽しいんだ。
それはもう夢中で掘るよ。
楽しそうにしている自分を、内側から見てる。
ふと
我に返ると、ふたりは飲み終わっていて、
僕はあわてて抹茶ミルクテーを飲み終えた。
そしてカフェを出て、代官山を出た。
そうだな、その頃にはたしかもう夕方で、
ちょっと寒くなってきていた。
僕はいもが好きだ。
じゃがいも、さつまいも、さといも。
土の中を掘るとゴロっと出てくる感じが好きだ。
靴下どうもありがとう。
イギリスの友々達の展示を見に代官山へ行くという、
なんともお洒落な日曜日。
あんな田舎育ちの僕が代官山だなんて、
はあ~考えられないなあ。
とか思いつつも東急線に揺られて東京の空を見る。
待ち合わせたふたりは専門学校時代の芋(いも)なかま。
いもっていうのは、あまり都会っぽくなくて、
ちょっとあかぬけない感じのこと。
とくに自分も含めて、
専門学校時代の友達はそんな感じのなかまが多い。
数少ない同級生、毎日朝から夜遅くまで学校に行き、
土曜や日曜だって学校で作業、
色ペンやミシンや紙や布と向き合いながら、
好きになったり嫌いになったり、
泣いたり笑ったり踊ったり語り合ったり、
支えあったまさに戦友。
屋上には卓球台とパンチングマシーンがあって、
その横のちょっと広くなった場所でプロレスをしたり、とにかく忙しかった。
みんな息がくさかったから、
忙しすぎて胃をやられていたんだと思う。
ほこりだらけになった大きな布が教室に落ちていて、
拾おうとしたらそれは同級生の女の子だった時は驚いたし、
お風呂に入る時間がなくて香水をつけまくる友達はくさすぎた。
書いていたらきりがないほど、いろんなエピソードがある。
その中のふたりと、代官山で待ち合わせ。
その日見た東京の空は四角くてクール。
やっぱり時間はすぎたんだなと思う。
ここは東京で、みんな社会人。
それぞれに知らない同期がいて、
知らない上司がいて、知らない服を着て、
知らない駅に住んでいる。
代官山につくとふたりはもういて、
会うとぺこりとおじぎをした。
ちなみに、この日僕は遅刻していた。
いや窓から空見とる場合か!走れ!
と、言われそうだけどのんのん。
彼らは僕が遅刻することを分かっていた。
それは学生時代、遅刻魔の僕をずっと見ていたから。
だから遅刻する電話をしても落ち着いて了解されるし、
僕も安心して遅刻できる仕組みだ。
友々達の展示を見て、
代官山のカフェでテーをする。
僕は抹茶ミルクテーを飲み、
彼は珈琲、彼女はキャラメルなんとかテーを飲んだ。
冬、カフェの外の机に座り、ふぅふぅと熱いテータイム。
何度も言おう、ここは代官山。
とちゅう、彼らがごそごそと袋を取り出した。
そしてなにやらそれを僕にむける。
「誕生日、ちょっと早いけど、
最近疲れてるみたいだったからはい」
と僕へのプレゼントだった。
僕は「うええぇ」とぎこちなく喜んだ。
こういう時の僕のリアクションは本当に下手だ、
あげるのは好きだけれど、もらうのはちょう下手なんよな。
でもすごくうれしかった。長方形の袋と正方形の袋。
「あけてみてええかな?」
と、まず長方形の袋をあけた。
中身は靴下だった。
レトロな柄の派手派手靴下だ。
「うわあありがとう」と言うと、
「前はよくこんな柄の服着てただろう」と。
以前の自分を思い出せ、もっと勇気を出せという意味だ。
今度は正方形の袋をあけてみた。
中身は靴下だった。
レトロな柄の派手派手靴下だ。
「うわあありがとう」と言うと、
「前はよくこんな柄の服きてただろう」と。
以前の自分を思い出せ、もっと勇気を出せという意味だ。
僕の胸はありがたい気持ちでいっぱいになった。
でもどうしてふたつに分けたんだろう。
同じお店の同じ種類の靴下を、
どうして違うラッピングにしたのだろう。
ふたりで一緒に買いに行ってくれて、
コンセプトも同じなのに、なぜなんだろう。
少しばかなのかもなあ。
と妙な疑問はあったけれど、それよりとにかく嬉しかった。
思い出した。
へんな服をたくさん持っていたこと。
それで古着でボロボロのジャケットを、裏地を直して堂々としたり、
真緑色のパンタロンや、誰が買うかというようなベルボトムもたくさん持っていた。
サングラスをかけて歩くことも平気だったし、
スズキの薔薇という名前のスクーターに、髪をなびかせ登校したりもした。
僕は今、黒い服に真っ直ぐなデニムをはいている。
なんでかというといろいろ理由はあるけれど、
あれがそれで、あれだからで、大人の理由だ。
ふたりからのプレゼントは
「今のきみは、きみらしくいる?」
というシンプルなストレートパンチで、
僕の心臓付近を打った。まさに、
ハートブレイクショットとでも言いますか。
僕はその場に倒れこみ、大の字になって上を見る。
汗か涙かが目にしみる、視界が狭まっていくのが分かる。
とうとう真っ白になって、ふわっと気を失ったんだ。
次の瞬間、僕は畑に立っていた。
そして一人、いも掘りをする。
じゃがいも、さつまいも、さといも。
どんどん掘る。楽しいんだ。
それはもう夢中で掘るよ。
楽しそうにしている自分を、内側から見てる。
ふと
我に返ると、ふたりは飲み終わっていて、
僕はあわてて抹茶ミルクテーを飲み終えた。
そしてカフェを出て、代官山を出た。
そうだな、その頃にはたしかもう夕方で、
ちょっと寒くなってきていた。
僕はいもが好きだ。
じゃがいも、さつまいも、さといも。
土の中を掘るとゴロっと出てくる感じが好きだ。
靴下どうもありがとう。
ドリームカムトゥルー。
電車で座ってメールをしていると、左肩にこつんと頭があたりました。
ちょっともう、と肩を動かそうと左を見ると、
すごく可愛い感じの女性が眠っていたので、
僕はすぐに寝たふりをしました。
目を閉じてうーん、らっきーらっきーと蕩けていると、
右肩にもこつんと頭があたりました。
また美女が肩に、と思いチラと右を見ると、
ごりごりのサラリーマンでした。
やっぱりな。
そんな気はしていたけれど、やっぱりな。
どうしようかと悩んだ末、右肩のみを動かそうと試みます。
ゴリリーマンだけ起こすのです。
右肩だけに集中し、グっと動かしました。
でも残念。起きたのは左の女性でした。
やっぱりな。
そんな気はしていたけれど、やっぱりな。
僕は全く起きないゴリリーマンを右肩に乗せ、
降車する駅までもやもやします。
寂しくなった左肩だけが僕のリアルでした。
おわり
ちょっともう、と肩を動かそうと左を見ると、
すごく可愛い感じの女性が眠っていたので、
僕はすぐに寝たふりをしました。
目を閉じてうーん、らっきーらっきーと蕩けていると、
右肩にもこつんと頭があたりました。
また美女が肩に、と思いチラと右を見ると、
ごりごりのサラリーマンでした。
やっぱりな。
そんな気はしていたけれど、やっぱりな。
どうしようかと悩んだ末、右肩のみを動かそうと試みます。
ゴリリーマンだけ起こすのです。
右肩だけに集中し、グっと動かしました。
でも残念。起きたのは左の女性でした。
やっぱりな。
そんな気はしていたけれど、やっぱりな。
僕は全く起きないゴリリーマンを右肩に乗せ、
降車する駅までもやもやします。
寂しくなった左肩だけが僕のリアルでした。
おわり
しとしとぴっちゃん。
仕事で失敗の連続でゲッソリ、
これでもかというくらいケチョンケチョンにされて、
世界が濁点だらげに見え始めだどごろ、
でもしょうがないし翌朝がんばって仕事、
今日だけは失敗できないぞと出発前、
部屋の天井から水が流れ落ちてきたので、
さすがに。
あ、なんだこれは夢だったのかと思いました。
でも肩の水を触ると冷たかったので、
まぎれもない現実でした。
するぅ?このタイミングで雨漏りするぅ?
と頭の中で目が回り、
おえーおえーと頭痛がしそうになって、
体調まで崩れたら困るから、
冗談なら顔だけにしてくれと、
目を閉じ耳閉じ口を閉じ、
残った鼻で笑ってみました。
大家さんを呼んで
見よこの雨漏りを。なんでじゃと。
ごめんなさいねと。
いいよと。
終わって会社に連絡するも、
時すでに遅しと。
あーもう!なう!
もうええもうええ。
土日はもうええ。
のんびりすごしました。
晴れたし昼の2時から5時くらいまで寝たり、
ユニクロに行ってパンツを買ったりしました。
のおんびりすごしました。
ぬゅぅおょーんびりすごしました。
つづく
そして土日は人に触れます。
優しさに甘えます。
アマエマクリスティーという紅茶、
ノミマクリマッシータというお酒を飲んで、
サムスギルというおつまみのようなものを食べ、
少しずつ元気になりました。
土日に会ってくれた人、電話をくれた人、
本当にありがとう。
とても救われました。
嬉しいできごとがいくつかあったので今度書きたいと思います。
では仕事に戻ります。
今のところまだ叱られていません。
今日はラッキーデーです。
つづく
「私も貝になりたい
そしてにぎり寿司にされたい」
おわり
これでもかというくらいケチョンケチョンにされて、
世界が濁点だらげに見え始めだどごろ、
でもしょうがないし翌朝がんばって仕事、
今日だけは失敗できないぞと出発前、
部屋の天井から水が流れ落ちてきたので、
さすがに。
あ、なんだこれは夢だったのかと思いました。
でも肩の水を触ると冷たかったので、
まぎれもない現実でした。
するぅ?このタイミングで雨漏りするぅ?
と頭の中で目が回り、
おえーおえーと頭痛がしそうになって、
体調まで崩れたら困るから、
冗談なら顔だけにしてくれと、
目を閉じ耳閉じ口を閉じ、
残った鼻で笑ってみました。
大家さんを呼んで
見よこの雨漏りを。なんでじゃと。
ごめんなさいねと。
いいよと。
終わって会社に連絡するも、
時すでに遅しと。
あーもう!なう!
もうええもうええ。
土日はもうええ。
のんびりすごしました。
晴れたし昼の2時から5時くらいまで寝たり、
ユニクロに行ってパンツを買ったりしました。
のおんびりすごしました。
ぬゅぅおょーんびりすごしました。
つづく
そして土日は人に触れます。
優しさに甘えます。
アマエマクリスティーという紅茶、
ノミマクリマッシータというお酒を飲んで、
サムスギルというおつまみのようなものを食べ、
少しずつ元気になりました。
土日に会ってくれた人、電話をくれた人、
本当にありがとう。
とても救われました。
嬉しいできごとがいくつかあったので今度書きたいと思います。
では仕事に戻ります。
今のところまだ叱られていません。
今日はラッキーデーです。
つづく
「私も貝になりたい
そしてにぎり寿司にされたい」
おわり
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