走れ。

今朝、地震で目が覚めました。
古い家なのですごく揺れて、大変ハっとしました。

たとえば僕が明日死んだら。
で、もしあなたが明日生きていたら。

そんな事を仕事の休憩中に、
お昼ごはんを食べながら想像しています。
晴れていたので外に座っておにぎりを食べています。
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生きたあなたへ

「驚いた?」
まさかこのタイミングで僕が死ぬなんてね。
まだ若いのに残念です。
きっと僕が1番驚いています。
死ぬのがあんなにもあっというまだったなんてってね。
今から閻魔大王の所へ行って、
地獄か天国か決めてもらう為に並んでいるんですが、
僕は生きているうちから自分は地獄行きだと思って生きていたので
あまりドキドキはしていません。
前に並んでいる女子校生はものすごくそわそわしています。
僕はその女子校生の足を見ています。
死んでも尚、足はいいですね。
そうだ、このあと、もし生まれ変わったりするなら、
足になりたい。我輩は足であるってね。

あーあ。まだ生きると思っていたから、
やり残していることがたくさんあります。
守れなかった約束もたくさんあります。
ついたままの嘘や、だまされたままの愛、
知らないままの気持ちもまだまだあります。
それは残念ですが、でもしょうがないですね。
本当に死んでしまったら、もともこもないんですね。
motomokomonaiってなんか少しかわいい、
なんてポエマーなことは言いません。

最後に何かメッセージ的なものを伝えたいけれど、
いろいろありすぎてまとまりません。

でもそうだな、やっぱり僕の生きた中で
1番の名言はこれ。
「そこは、世界の中心でもあるのよ」
これです。1番体重をのせられる言葉です。
墨を入れておけばよかったです。
そこは、世界の中心でもあるのよ。
よし伝えた。

あ、前の女子校生は地獄でした。
むこうで仲良くなれると嬉しいです。
では僕もいってきます!


地獄で待ってるね。 ボサールより

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いつのまにかおにぎり全部食べてました。
今日もよく晴れています。

…!
いけん!お昼休憩に何をやっとるんだ僕は!
はよ仕事に戻れ!






走れ!

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